特別支援学校教諭の免許とは別に、特別支援学校教員資格認定試験によって認定を受けることもできます。
地域によってはこれを取ることで採用試験の受験資格が得られる場合もありますが、ほとんどの地域では採用試験の受験資格にはならないので注意しましょう
特別支援学校教員資格認定試験は、特別支援学校の教員として十分な知識と能力があることを認める試験であり、合格すると特別支援学校自立活動教諭の一種免許を取得することができます。
これは、特別支援学校教諭免許とはまた別のもので、これがあるからと言って必ずしも特別支援学校の採用試験が受けられるわけではありません。
地域によっては、自立活動の分野での採用試験を受けることは可能ですが、決してその数は多くはないので注意が必要です。
この認定試験は、視覚障害教育、聴覚障害教育、言語障害教育、肢体不自由教育の4つに分かれており、毎年すべての種目の試験がおこなわれるわけではありません。
年度によってこのうちいくつかの種目の試験がおこなわれるので、自分の希望する種目が次の試験に含まれているかは早めに確認しておきましょう。
試験は1次試験が8月、2次試験が10月前後に行われます。
1次試験では、教職に関する科目と、自立活動に関する科目の択一式筆記試験です。
2次試験では自立活動に関する論述式の筆記試験と、自立活動に関する実技試験、さらに口述試験がおこなわれます。
合格発表は11月下旬で、官報や文部科学省のページで発表されます。合格率はだいたい10〜20%と低く、簡単に取れる資格ではありません。
特別支援学校の採用試験を受ける資格が得られるわけではないということもあって、受験者数もそれほど多い試験ではありませんが、合格者はかなり少ない人数になっています。
受験資格にはなりませんが、特別支援学校で働くことになると役に立つ内容を勉強することになるので、特別支援学校教員を目指している人は取っておいて損はありません。
障害を持つ児童にとって、自立活動は非常に重要ですし、その専門知識があるということで信頼を得ることができるでしょう。
特別支援学校の児童はひとりひとりの障害に合わせたサポートが必要になるため、専門知識をもつ教員の存在は大切です。
採用試験の筆記試験ができないと採用は望めませんが、資格を持つことでアピールポイントにはなるでしょう。
実際に勤務するにあたっても、専門知識を学んでおいたことで自信をもって児童のケアができるのではないでしょうか。
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